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この検査なあに? No.4 〜白内障手術に必要 コントラスト感度検査〜

皆さんはコントラスト感度検査という言葉を聞いたことはありますか?コントラスト感度とは、視力とは別の光の明暗や色の濃淡を見分ける力のことを言います。

日常生活の中で、まぶしさを感じやすい明るい所だと見えているのに、暗い所だと見えにくいと感じることはありませんか?もしそのような症状が有るならコントラスト感度が下がっているかもしれません。コントラスト感度は白内障や緑内障、糖尿病網膜症などの病気で下がることがあります。当院ではコントラスト感度検査を導入しており、視力検査ではわからない患者様の見え方の変化を精密に検査することができます。

この検査が具体的にどの様な検査かというと、色の濃淡を変化させた縦縞模様(正弦波格子縞)を見ていただいて、どれくらい薄い模様まで認識できるかということを調べます。より薄い模様まで見えるとコントラスト感度に優れているといった結果になります。検査時間は片眼で約5分、両眼でもウ約10分以内で終わる比較的負担の少ない検査です。当院では、白内障の手術前にコントラスト感度検査を導入しており、視力検査だけでは分からない患者様の見え方の変化を精密に検査しております。検査の結果から、手術の適応についてのご案内に役立てたり、手術後の結果と比較することでコントラスト感度の変化を診ることができます。白内障手術後は、多くの方にコントラスト感度の改善がみられ、ご自分の術前の見えにくさに驚かれる患者様もいらっしゃいます。
気になる症状がある方は受診をおすすめします。